棄民政策に耐え切れず独りで闘った福島県職員が死んだ!

▼棄民政策に耐え切れず独りで闘った福島県職員が死んだ!


 2011年3月の悪夢はいまだに人々を苦しめている。

 フクイチ(東電福島第一原発)の水素爆発に伴う放射能の流失は「人災」である。

 事前警告を東電が素直に受け入れていたら、例え大震災が起き、大津波が襲っても、あんな悲惨なことにはならなかった。

 営利優先のコスト削減が世紀の大惨事を引き起こした。

 それを先導したのが通産省(現、経産省)だ。

 電力会社と一体となって無辜(むこ)の民をたばかった。

 民は逃げ場を失い犠牲者となった。仮設に身を寄せる被災者となった。

 国や福島県の棄民政策に耐え切れず、そして、それらの棄民政策を押し隠すマスコミと、独りで闘った福島県職員が死んだ!井戸謙一さんが紹介した。

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井戸謙一さんの紹介文である。(原文のまま)

 一冊の本を頂きました。「毒砂」。

 読みだして最後まで止められませんでした。

 著者の安西宏之さんは、もと福島県職員。原発事故後の2012年5月に早期辞職され、一人で住んでおられた郡山市内を線量計を持ってくまなく測定して歩き、誰に知られることもなく詳細な線量マップを作られました。

 そして、多数のマイクロスポットがあること、特に子どもたちが遊ぶ公園等の刷毛ではいたような黒い砂(毒砂)の線量が高いこと等を解明され、原子力資料情報室にデータを託したあと、2017年7月に亡くなられました(享年60)。

 棄民政策の手駒にされることに耐えきれずに県職を辞職した後、市民運動に加わることはなく、一人で、子どもたちを守ろうとしない国、県、マスコミ等に対する激しい怒りと深い絶望を抱えて生きてこられました。

 時に能面のように見える公務員の方々の中に、しかしこのような人間としての葛藤があるのだということを胸に刻みました。

 そして、この方も、福島原発事故の犠牲者であるのは間違いありません。この書籍は、原子力資料情報室から入手できるそうです。

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