NHK「昭和天皇は何を語ったのか」は歴史に残る秀作!  

NHKのスペシャル番組
昭和天皇は何を語ったのか  ~初公開・秘録「拝謁記」~(17日夜放映)
  は実に見ごたえがある内容だった。必ず再放送のリクエストが殺到するのではないか。

初代宮内庁長官として昭和天皇のそばにあった田島道治の『拝謁記』である。

ひと言でいうと先の大戦は「天皇」を利用し、軍部が日本という国を自在に動かし、戦争へと国民を引っ張っていった。

軍閥による国家の私物化である。

天皇には不都合な情報は一切知らせず情報操作をやっていた。

とは言え、戦争承諾の判を押したのは天皇だ。

敗戦の道義的責任を感じた昭和天皇は苦悩し、国民の前で懺悔する覚悟だった。反省の弁を伝えたかった。

「情勢ガ許セバ退位トカ譲位トカイフコトモ考ヘラルヽ」と天皇。

しかし、時の首相、吉田茂が強く反対し、最終的に敗戦への言及は削除された。

吉田はなぜ、反対したのか? 天皇はどうして妥協し、持論を引っ込めたのか?

このドキュメンタリーは理由を明らかにしている。

それにしても昭和天皇はご立派な方だった。これほどの方とは知らなかった。

戦後、警察予備隊の誕生に日本軍の残影を嗅ぎ取り、彼らの「捧げつつ」に戦前回帰を危惧した昭和天皇。

吉田茂も日本の歴史に残る名宰相だ。この人がいなかったらその後の日本の「奇跡の繁栄」はなかった。

そして特筆すべきは初代宮内庁長官として昭和天皇を支えた田島道治である。こんな立派な人がいたから混乱なくことが収まった。

当時の日本人はすごかった。ただただ、頭が下がる思いだ。



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