資本主義は「もう続かない」と新進気鋭の斎藤幸平!



 気鋭の学者・斎藤幸平氏が説く「資本主義の危機」の処方箋と題して日刊ゲンダイが中身の濃い記事を載せた。

 「人々の苦しみのある社会の現場からこそ、政治を変える新しいアイデアが生まれる」と斎藤幸平。名言である。

 資本主義は「もう続かない」と斎藤。

 かといって共産主義がいいかと言うとご覧の通り。いつの間にか独裁者となり、一部の者が富を独占する始末。

 ともあれ、いい若手学者が誕生した。名前を覚えておこう。斎藤幸平の新著「未来への大分岐」(集英社新書)をさっそく買うことにする。読んでみよう。

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日刊ゲンダイの記事だ。

 資本主義はもう続かない――。欧米では反貧困や反緊縮などの運動から、サンダース(米上院議員)やコービン(英労働党党首)らの政治家が人気を集めているが、さて日本では? 刊行されたばかりの編著「未来への大分岐」(集英社新書)で新しい社会への展望を探った新進気鋭の学者、斎藤幸平氏に話を聞いた。

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 「資本主義の危機とは、労働者を低賃金で働かせて搾取しても経済成長がかなわず、社会に持続性のない状況のこと。

 危機を乗り越える方法として、大きな政府に戻ろうという考え方がありますが、単に『政治家が上から政策を変える(政治主義)』という今まで通りの手法では、社会は変わりません。

♦必要なのは、下からの社会運動

 人々が当事者として権利を要求し、政治がそれをアシストする。その中で制度や法律が変わっていくという形が日本でも必要です」

 リーマン・ショック直後の年越し派遣村では、解雇された人々が声を上げて、非正規雇用が社会問題として可視化された。これを斎藤氏はひとつのモデルケースだったと言う。

 一方で、米国で起きているのは、1% VS 99%の 「ウォール街占拠運動」に代表される経済的な社会運動や「グリーン・ニューディール」のような気候変動対策を求める社会運動が、サンダースら政治家に影響を与えている。これが、下からの社会変革なのだ。

 「そういった政治家を下支えする若者がたくさんいて、彼らのラディカルな要求やアイデアをサンダースたちが汲み上げている。

 そうした下からの社会運動や当事者たちによる変革やその要求がなければ、エリートたちが自らに有利な政策を続けていくだけ。上と下のパワーバランスを変えなければダメなのです」

♦山本太郎は新しいリーダー像を示した

 その意味では、山本太郎代表の「れいわ新選組」が参院選で“当事者”を擁立し、国会に送り込んだことは、新しい変化の兆しと言えるのか?

 「山本太郎さんは参院議員時代の6年間、社会運動の現場に足を運び続けてきた。だから、既存政党が見落としていた候補者を社会運動の中から探し出し、政治主義ではないリーダー像を分かりやすい形で示すことができた。

 ただ、当事者が政治家であることが絶対条件かといえば、そうではない。より重要なのは、政治家が社会運動と常に連携し続けること。

 人々の苦しみのある社会の現場からこそ、政治を変える新しいアイデアが生まれてくる。

 資本主義が行き詰まって、1%のエリートと99%の人々の分断が不可逆になるかどうかの大分岐の時代だからこそ、社会運動からの変化が大事なのです」

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