台風は天災だがその後の対応の遅れは明らかに人災だ!

 房総の「国民宿舎 サンライズ九十九里」で17日、出前寄席を開いたことは既に別項で書いた。

 台風の影響で宿泊客はいつもより少ないが、停電復旧のために全国の電力会社関係者が応援に来て泊まっているとのことだった。

 それでは応援組にも、落語で寸暇でも緊張を癒していただこうと考えた。ところが待てど暮らせど工事関係者は宿に戻ってこない。

 考えてみれば当然だ。

 停電発生から9日目を迎えたのに、いまだ4万を超える家庭で電気が使えない。電気工事関係者は皆さん「1日でも、1分でも早く」停電を解消してあげたいと思っているに違いない。

 落語を聴くゆとりなどあるわけがない。そう考えて納得した。

 18日は午前4時半前に「サンライズ九十九里」で目が覚めた。床が変わって寝付けなかったようだ。することもないので4階の大展望風呂に行った。私が一番風呂だった。

 いつもなら、ここから太平洋の日の出を拝むのだが、この日は曇り空でかなわなかった。そうこうするうちに1人、2人と湯にやって来た。

 そばの男性に「電力関係の方ですか」と聞くと「そうです、山梨から応援で来ました」。昨夜、宿に戻った時間を聞くと「(午後)11時過ぎです」との返事が返ってきた。深夜ぎりぎりまで働いていたのだ。これからまたすぐ、現場に戻るそうだ。「お疲れ様です」と労をねぎらうと恐縮していた。

 あとでサンライズの関係者に聞いたところ、彼らは入浴と睡眠だけにサンライズに戻って来る。宿では食事も取らない。レストランでのんびり食べているヒマはないので、3食とも東電が用意した弁当だという。

 現場の人たちはこんなに一生懸命、頑張っている。ただ感謝である。

 先ほどの男性が言っていた。

 「海岸近くは比較的早く停電が解消されたが、少し山間部に入ると無数の杉の倒木が立ちはだかっていて、思うように作業が進まない」と悔やんだ。彼らは、倒れた太い杉を1本1本、電動ノコで切断しながら大型作業車を前へ進めた。

 安倍政権がもっと早くに自衛隊を大量動員し、倒木の除去作業に当たらせていたら、今より何倍のもの速さで電気が復旧したことだろう。

 台風は天災だが、その後の対応の遅れは明らかに人災だ。

 私が東京からバスで房総半島に向かう途中でも、なぜか杉の木だけがバッサリ根元付近から折れていた。

 地元の人の話では、杉は根が浅い上に、成長が早く、グングン上に伸びる。このため強風をもろに受け易く、他の木よりも倒れやすいと話した。

 杉の木の植林が進んだのは、戦後焼け野原となった日本で、住宅建設などのために需要が旺盛だったことが大きな理由だ。

 千葉県は、全国でも有数の杉の産地だという。そうしたことが今回、マイナスに作用した。

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この記事へのコメント

哭きカラス
2019年09月19日 23:09
呆れ怒り再び!千葉県が、未曾有の強烈な台風の暴風雨に襲われ、県民が恐怖に震えている最中…森田 千葉県知事は、なんとなんと東京の帝国ホテルで国会議員と日米友好?のパーティで酒を楽しんでいたとは。。
県知事とは、天気予報も視ないのか?
危機管理責任は無いのか?
県民の生活よりパーティが大切なのか!?
千葉県民は、こんな非情極まりない知事をリコールすべきだ!!

証拠写真は↓
http://m.ameba.jp/m/blogTop.do?unm=don1110&guid=ON
↑書き出し
あ〜ぁ。。の記事に在る。