香港報道でも平等「装う」ピンボケの日本メディア!

 ことの本質が分からず、当局の発表を垂れ流すだけの発表メディアは世界から嘲笑者だ。気が抜けたビールなど誰も飲まないのと同じで、日本メディアは相手にされていない。もはや報道とは呼べなくなった。

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日刊ゲンダイがハッキリ言った。

 中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の撤回を求める香港のデモは、先週末から国際空港での座り込みに発展した。

 気になったのは、日本メディアが「不便」や「暴力性」を強調するような報じ方をしていたことだ。

 空港で行く手を塞がれ立ち往生する外国人観光客。「帰れない」と嘆く子ども連れの日本人家族。

 だが焦点を当てるべきは、なぜここまでデモが長期化し過激化するのか、ではないのか。

 日本のメディアは、事の本質を伝えていないのではないか。

 「迷惑なのは分かっているが、国際社会に訴えるにはこの方法しかない」――。空港に座り込んだ若者たちは、こう口にしている。

 彼らが「逃亡犯条例」改正案に反対するのは、「法的平等がない中国に香港市民を送ることができる」からであり、デモは「自由を守るための最後の戦い」なのだ。

 香港人が最初から中国政府を敵視していたわけではない。民主的な選挙を求めた2014年の「雨傘運動」を経て、中国本土の影響力が高まり、23歳の男子学生は「このままでは中国の奴隷です。香港に未来はない。もう雨傘運動のように失敗することはできないのです」と悲壮な決意を語った。

 いまや香港警察は無差別暴力もいとわず、躊躇なく催涙弾をぶっ放す。それに対し、デモの若者たちを総力戦で支えるのは市民だ。

 若者に配られる食事クーポン券の原資は市民からの寄付。街角の商店は店先でペットボトルを無料で配る。

 トイレとスマホの充電のために営業時間外の店舗を開放する飲食店もあるという。

 中国には1989年に民主化運動を武力弾圧した天安門事件の忌まわしい過去がある。

「一国二制度」の香港は中国政府によって表現・言論の自由を奪われ、民主主義を奪われる瀬戸際にある。

 米国では14日、下院外交委員会の超党派が声明を発表。「自由、法の支配を求める香港市民の勇気ある行動に敬意を表する」とデモ隊への支持を表明した。

 仏政府も、「一国二制度」により法の支配や人権が尊重されることを極めて重視している、という趣旨の声明を出した。

 民主主義国家ではこれが当たり前だ。香港デモの過激な現象だけを報じ、中立を装う日本のマスコミの反応は鈍すぎると言わざるを得ない。

 先月、現地に取材に出かけた高千穂大教授の五野井郁夫がこう言う。

 「日本の報道は、デモ隊も当局もどっちもどっちという報じ方ですが、民主主義の意識が低いとしか言いようがない。

 空港というのは香港問題を可視化するための手段であり、他に方法がないからです。

 それに、日本の報道はほとんど香港当局や中国政府の発表の垂れ流し。

デモ参加者は空港を“占拠”などしていませんし、空港機能をストップさせたのは当局側の決定です。

 そもそも空港に大勢が集結したのは、デモ隊の女性が警察の発射した鎮圧用の弾を右目に受け、『失明した』として怒りが拡大したからだ。

 そうした背景を日本のメディアはきちんと伝えていない。

 中国共産党機関紙の記者がデモ隊に拘束されたことをことさらクローズアップしていますが、デモが『暴力的』だとする中国政府のプロパガンダに乗っかってしまっています」 (以上 日刊ゲンダイ)

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この記事へのコメント

哭きカラス
2019年08月18日 09:17
つくづく「与三郎さんと、ニッカンゲンダイは正視眼で素晴らしい!と安堵している。
米国下院やフランスの政治家は真っ当な正視眼だ。
香港の大規模デモの主張は、香港だけの問題では無い!
『世界の人道・人権問題』だと思う。
其れを、いま、香港の勇気ある市民が代表で戦ってくれている…と理解し、陰ながら無事と成功を祈っている。
中国政府は、香港へ1時間の場所に軍隊を集結させ、あの忌まわしい"天安門事件"を再現するかの如くの動きをしているが…もし再現したら、国際社会から総反発で、経済界にも著しくマイナスな事態を招く事に為りかねないだろう。

寝ぼけた日本のマスコミや、自己中の日本人観光客よ!
此は、対岸の火事ではないのだ!
ボーッと寝ぼけていると…3猿にされるゾ!