録音したICレコーダーを官邸に差し出す番記者たち!

▼録音したICレコーダーを官邸に差し出す番記者たち!



 定期購読月刊誌「選択」が「菅官房長官に屈服する番記者」と題して重大な事実を暴露した。

 何があったのか?まずはこれを読んでいただこう。

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 菅義偉内閣官房長官の番記者が前代未聞の「屈服」をしている。

 今年4月初旬、新元号「令和」が発表された直後に出た週刊誌に菅氏の記事が掲載された。

 新元号発表の舞台裏に関するものだったが、記事中に赤坂の議員宿舎前での菅氏の発言が記述してあった。

 かなりの分量、しかも録音していたものをそのまま書き起こしたように詳細だったのだ。

 これを読んだ菅氏が激怒、「今後夜回り取材は受けない」と番記者たちに通告した。

 困った記者らは知恵を絞り、「紙袋の中に全員がICレコーダーと携帯電話を入れて菅氏に見せ、『絶対に録音しない』と頭を下げて取材再開を願い出た」(大手紙記者)という。

 それだけならまだしも、それ以降毎回、幹事社が紙袋を回してそこにレコーダーなどを入れる儀式が続いている。

 某紙ベテラン記者は「そこまで卑屈になることはないのに」と呆れる。

 完全な上下関係が固定化すれば、菅氏はますます増長するばかりだ。 (以上 月刊誌「選択」)

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 いやしくも報道に携わる者がこんな破廉恥なことをするなど想像もできない。事実なら前代未聞の不祥事だ。

 「夜回り」と言うのは、仕事が一区切りついたころを見計らって取材対象者の自宅を訪れることだ。ここで公式な記者会見では話せないような裏話を取材する。

 それにしても小型録音機のICレコーダーを権力側の城代家老に差し出すとは若い記者たちは何を考えているのか? 彼らは記者の使命が分かっていない。

 記者が権力に魂を売り渡したら終わりだ。こんな自己矛盾はない。もう記者でなく死者だ。

 戦前も、新聞社が報道について進んで自己規制した。政権や軍部に不都合な記事は検閲の前に、社内で自主的に削除した。

 また、同じ轍を踏もうというのか。怖ろしいことである。

 ICレコーダーの“奉納”は、非常に危険な兆しだ。

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