山本太郎とオバマ前大統領の「共通項」はこれ!

▼山本太郎とオバマ前大統領の「共通項」はこれ!



 山本太郎を見ていると、ついついバラク・オバマを連想してしまう。オバマは上院議員を1期務めた後、誰も予想しなかった黒人初の米国大統領となった。

 ツイッター大統領・トランプの出現で、オバマが再評価されている。オバマは私が最も尊敬する政治家の一人だ。

 言葉は政治家の「命」だ。それを誰よりも理解しているのがオバマだった。

 彼はケネディと並ぶ演説の名手だ。2009年4月5日、訪れたチェコのフラチャニ広場を埋め尽くした聴衆を前に行ったプラハ演説は歴史に残る名演説だ。私は感動で胸の震えが止まらなかった。

 「20世紀に自由を求めて共に戦ったように、21世紀には、恐怖のない生活を世界中の人々が送る権利を求めて、我々は共に戦わねばならない。そして核保有国として、核兵器を使用したことのある唯一の核保有国として、合衆国には行動する道義的責任がある」-。

 米国の責任について、ここまでハッキリ言った現職の米国大統領はオバマを置いてほかにない。

 だが、彼の理想はその後、議会多数派の野党、共和党によってことごとく阻止された。

 オバマは若いころ、シカゴ南部の貧民街で社会活動に携わって来た。その経験がのちの政治活動の原点になった。

 山本太郎も年末の生活困窮者への「炊き出し」にボランティアとして毎年、参加している。

 太郎も演説が実に上手い。安倍晋三や麻生太郎が1000人束になってかかっても太郎にはかなわない。

 難しい経済問題を分かりやすく語り掛けるので、聞く側がついつい太郎の話に引き込まれてしまう。

 繰り返すが、政治家にとって言葉は何よりも大事なものだ。いくら立派な考えでも、聞く側に伝わらなければ宝の持ち腐れだ。

 そのために欧米では政治家を目指す者は、会話について特別に訓練する施設で学ぶほどだ。

 だが、感性鋭い太郎は、政治に無関心な人たちに「どのように語り掛けたら分かってもらえるか」承知している。そのための勉強も怠らない。

 教えを請うた教授が「うちの学生でも、これほど熱心に質問する者はいない」と舌を巻くほどだ。

 私はこんな山本太郎がどこかオバマと似ていると前々から思っている。オバマは上院議員をわずか1期務めただけで、一気に大統領に上り詰めた。

 日本と米国では政治の仕組みが異なるので、太郎が一気に総理大臣になることはない。

 だが将来、「れいわ新選組」の山本太郎が「大化け」する可能性がないとは言い切れない。田中角栄の例があるではないか。

 有権者の意識が変わり、能無し世襲議員を「名門の出」などと、愚かなことを言わなくなれば、状況が変わって来よう。

 山本太郎はそんな可能性を秘めた「逸材」と私は思っている。

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