得体の知れない情報がネットを駆け巡った!

▼得体の知れない情報がネットを駆け巡った!



 得体の知れない情報がネットを騒がせている。

 これだ。「朝日が民間委託した調査では山本太郎の支持率は立憲民主より高く9%」

 パッと見た者は、うれしさの余り浮足だって、舞い上がっている。

 だが、冷静に投稿を見ると疑問がのこる。

 世論調査は、朝日が自社で実施する。

 政治家個人と政党を比較する調査など見たことがない。

 それより何より、朝日の何月、何日の紙面に載っていたのか? 肝心な点については何も触れていない。書いていない。

 百歩譲って、世論調査で山本太郎が9%の支持を得ていたら、安倍晋三と麻生太郎が仰天して、心臓マヒを起こすだろう。

 朝日新聞は文句なしに一面トップニュースとして報道しよう。政治面も二面、三面ぶち抜き全面見開きで、解説記事から各党の反応に至るまで山本太郎と「れいわ新選組」について書きまくるだろう。

 社会面も全面を割いてサイドものを書くに違いない。トランプ訪日以上の超ビッグなニュースとなろう。

 私は「確認」のため、図書館に行って5月30日と31日、6月1日、2日の朝夕刊を点検した。朝日新聞の記事を隅から隅まで調べたが、そんな報道はどこにもなかった。

 誰かが面白おかしくデマを流したのだろう。それを鵜呑みにして「朝日」などという尾ひれまで付けて、拡散したに違いない。デマが一人歩き。

デマ情報があっという間にネット上に広がったというわけだ。これだからネットはコワい。

 短期間に1億5000万円の寄付が集まり、「れいわ新選組」候補の第1号に「拉致」の蓮池透を発表するなど、山本太郎に注目が集まると、今後もいろんな形での「かく乱」が起きよう。これも「有名税」だと割り切るしかない。

 ただ、山本太郎を応援する者は、しっかりしてもらわねば困る。

 「山本太郎の支持率は立憲民主より高く9%」などと言うのは、ちょっと考えれば「オカシイ」気付くはずだ。

 慌てず、有頂天にならず、その前にチョイと冷静になって、見直してもらいたい。そうすれば、「ガセネタだ」と気付くだろう。

 政党支持率はあるが、政党と個人をごちゃまぜにした世論調査などない。

 この種のかく乱戦術は昔からある古い手口だが、これは余りにもお粗末すぎる。とても及第点はやれない。

 しかし、仕掛けた側は、これだけ騒ぎが大きくなったので「してやったり」と、満足なのではないか?

 いずれにしても、情報源、ネタ元がハッキリしないものは信じてはいけない。

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