吉永小百合が示した安倍政権へのアンチテーゼ

▼吉永小百合が示した安倍政権へのアンチテーゼ

 ベテラン、大御所と言われる俳優やタレントはたくさんいるが吉永小百合ほど熱心に平和を語り、暴走する安倍政権を厳しく批判する芸能人はいない。

 米国では大スターがトランプ批判を続けるなど政治に強い関心を示している。彼らの発言は影響力が大きい。政治屋などの比ではない。

 日本でも「たけし」や「タモリ」らが吉永小百合の後に続いてどんどん発言してもらいたい。

 ひょんなことから、こんな素敵な記事を見つけたので皆さんにも紹介する。

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 日本の大女優の訴えに安倍政権はどう反応するのか――。2018年9月24日、明大のキャンパス(東京・御茶ノ水)で行われた核廃絶を訴えるイベントに、女優の吉永小百合がゲストで登場。核兵器廃絶に後ろ向きな安倍政府の姿勢を批判した。

 このイベントはノーベル平和賞を受賞した「ICAN」のトークショー。吉永が登壇すると、割れんばかりの拍手で迎えられた。

 さすが、大女優の人気はバツグンで前年の聴衆120人を大幅に上回る550人が集まった。収容500人の会場は立ち見も出るほどだ。

 吉永は核兵器廃絶にかける思いを語り出した。 「2017年に核兵器禁止条約が作られたのですが、日本ではまだまだ(条約を)知っている人が少ないような気がします。私たちが大きな声を出し、何とかして(政府が条約を)批准して、核兵器のない世界をつくっていくことが大事だと思います」

 加えて、原発問題にも言及。国民投票で原発の稼働中止を決めたオーストリアを引き合いに出し、「潔い決断に感銘を受けた」と語った上で、こう続けた。

  「日本は唯一の被爆国。核兵器は絶対にやめましょうと自ら言うべきではないかと思います。核兵器禁止条約ができたので、私たちが(核廃絶の)声を出して政府に働きかけ、『私たちと一緒にやりましょう』と言っていきたい」

 核兵器禁止条約の交渉・締結に参加せず、原発再稼働に邁進している安倍政権。吉永の訴えは、そんな政策へのアンチテーゼであり、“母べえ”がアホ息子を叱っているようにも聞こえた。安倍首相の耳が「馬の耳」でなければいいが……。  (以上 日刊ゲンダイ)

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