東京新聞がズバリ! 「足るを知らざる人の事件」!

▼東京新聞がズバリ! 「足るを知らざる人の事件」!


 東京新聞のコラム「筆洗」である。「筆洗」は社内でも腕の立つ執筆陣が担当しているだけあって、的を外すことはない。「足るを知らざる人の事件」はまさにゴーン事件の核心を突いた表現である。

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 ことわざは「立って半畳、寝て一畳、天下取っても二合半」と言っている。出世しても、富を得ても、人は畳半分か一枚分しか必要としないし、それ以上占めることもできない。

 一度に食べられる量にも限りがある。足るを知れ。欲を戒める教えだろう。

 東京拘置所の部屋は三畳ほどしかないそうだ。豪華な食事は期待はできない。地位も富もある人は、そんな待遇を劣悪だと感じていただろうか。勾留されているカルロス・ゴーン容疑者である。

 自白を迫るように勾留し続けるのは、人道上の問題がある。そんな声が海外から上がる中で、東京地裁が一昨日、延長を認めない決定を下したわが国の刑事司法制度の異質性にまで議論が及ぶ異例の展開である。

 繰り広げられているのが、いったい何の話であるのか。混乱しそうになった時に、ゴーン容疑者が昨日、特別背任という新たな容疑で、再逮捕された。

 18億円を超える損失を日産自動車に付け替えたなどの疑いがあるという。先月、疑惑としておおむね報じられているが、陰謀説も招いた有価証券報告書の虚偽記載とは、重みが違うだろう。

 事実ならば、悪質な私物化である。私的な投資による損失の額にも驚かされる。

 事件はさらに長期化しそうだ。全体像がはっきりするのは先であろうが、やはり、足るを知らざる人の事件であるとみなされる日が来るのではないか。

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