30代で立派な「ばあさん」だった江戸時代!

▼30代で立派な「ばあさん」だった江戸時代!
 講演と落語のコラボを24日午後、開いた。朝方降っていた雨もすっかり上がり、昼ごろにはカンカン照りの真夏日となった。

 木戸銭無料とはいえ、初めての試みなので果たして客が入るかどうか心配だった。だが、天はわれに味方した。開場は午後1時30分で、開演2時だったがそれより早くから客がやってきた。

 急な暑さに熱中症にでもなったら大変と、予定を早めて着席してもらった。会場は快適な冷房完備だ。見る間に1階席が満席となった。うれしい誤算だ。支配人が急きょ、吹き抜けの2階の周りに席を特設、後の客を誘導した。

 時計の針が午後2時を指した。「江戸庶民の暮らしと落語」の開演である。いつもなら会場の後ろから前方の高座に向かうのだが、満席で通路を確保できない。いったん屋外に出て、前方のドアから会場に入った。

 第一部は私の講演。芝居と違い、落語には舞台装置はないもない。道具と言えば、「扇子」と「手ぬぐい」だけ。

 一人で、熊さん、はっつあんからおかみさん、横町のご隠居、お侍、さらには吉原の花魁に至るまでなんでも演じる。今日は時間の都合で扇子や手ぬぐいを使った仕草はやらなかった。

 落語は「客席と高座のキャッチボール」、双方の呼吸が合って初めて盛り上がる。落語は「想像芸」だと説明。落語は「100点と零点しかない」ことについて、話ししたら納得してくれた。

 ところで、落語に登場する「ばあさん」とはカミさんのことだ。「ばあさん」と言うと70、80のお年寄りを想像するがそうではない。今の時代に当てはめると30代後半から40代と言ったところだ。

 それでも江戸時代は立派に「ばあさん」と呼ばれた。なぜか? 当時は食料事情もよくなく、今と比べ短命だった。この点について詳しく説明。

 さらに「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるくらい江戸は火事が多かった。しかも、いったん火が出ると大火になった。その訳を話すと皆さんうなずいてくれた。

 そして長屋の暮らしから、江戸時代は「外食」が主流だったことにも触れた。こんな塩梅でざっと40分、しゃべった。

 話が固くなっては艶消しなので、「いかに楽しく聞いてもらうか」苦心した。時事問題や経済の講演会ではない。歴史の勉強会でもない。あくまで落語会での講演だ。面白おかしくやるよう心掛けた。

 そのあと中入りで10分間のトイレ休憩。第二部は落語会。予定通り午後4時前にお開きとなった。

 気になるので客に講演について感想を聞いた。どなたも「面白かった」と喜んでいただけ、ホッとした。

 はたから見ると、座布団の上にチョコンと座っているだけと思うだろうが、あれで結構エネルギーを使うのだ。エアコンが効いた会場だったが、高座から降りると汗びっしょり。下着は愚か襦袢まで汗でじっとり濡れていた。急いでTシャツに着替えた。

 落語仲間が応援に駆け付けてくれたので、近くの中華料理屋で“反省会”と称する打ち上げ会を開いた。冷えた生ビールが五臓六腑に染みわたった。

 あーうまい!

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